株式会社設立のメリット

株式会社設立のメリットとして、以下のようなメリットが挙げられます。

信用度が増す
会社設立をすることにより、信用度が上がるといえます。これは資金調達のときも個人名義よりは会社名義の方が、借りられる金額も借りられる可能性も有利です。
また、イメージ的な信用ですが、個人よりも会社であった方が信用は高いといえます。場合によっては法人でなければ取引をしないというケースも見受けられます。

有限責任である
個人事業のときは、借金を負うとすべてを背負うことになります。しかし、株式会社であれば原則出資した分までしか責任を負いませんので、個人事業よりはリスクが少ないといえます。

節税ができる
個人事業では、利益が出れば出るほど税率が上がったり、社長への給料が経費にならないなど、非常に苦労します。しかし、法人の場合は社長への給料が経費となるなど、さまざまな節税が可能となります。

個人事業と株式会社との比較

	個人事業	株式会社
信用	会社に比べると、取引などで不利な扱いを受ける可能性がある。	取引先や金融機関から有利に扱われる。
責任	事業主がすべての責任を負う（無限責任）	出資者が出資額のみ責任を負う（有限責任）
継続性	相続を除き、事業主の死亡により終了する。	解散・清算などによって終了する。
開業手続	会社設立登記がないため、手続きが簡単。	会社設立登記が必要で、時間と手間・費用がかかる。
事業内容	どのような事業でもよい。定款作成不要。	定款に記載した事業目的に限定される。
事業年度	１月１日～１２月３１日に統一されている。	任意に決めることができる。
利益	利益はすべて個人のものになる。	出資者に一定条件のもとに配当される。
意思決定	すべて個人が意思決定する。	株主総会などの会社の機関が決定する。

各法人の形態と特徴

会社の形態	最低資本金額	役員数	認知度	費用	株式会社へ変更
株式会社	１円～	役員１人～	高い	約２２万円	－
ＬＬＣ合同会社	１円～	社員１人～	低い	約１０万円	○
ＬＬＰ	２円～	組合員２人～	低い	約６万円	×